漆とチェンバロの意外な繋がり
今日の晩御飯
いつもなら足りないけど、お昼にいっぱい食べたので質素に。
キャベツとベーコンのコンソメスープ
肉じゃがの残り
しめじ入りかぼちゃ煮
スープを入れているこの器もそうだけど、
一時期、すごく漆食器に凝っていた時期があった。
よくいろんなお店を周り、眺めているだけでも面白かった。
きっかけは、雑誌で「漆は高級品だと構えずに普段からどんどん使いましょう」と
載っていたのを読んだこと。
確かに、傷が付いたらとかレンジが使えないとか
いろいろ思ってしまってたけど、朱色や黒にはいろんな素材の色が映えるし、
触り心地もいい。 それに、器が楽しみになると、それだけでも気分が和む(・∀・)
そして、バロック時代の音楽を、あまりわからないながらもなんとなーく聴いていたのもこの頃。 チェンバロの音色が心地よくて大好きで、好きになると一度自分の手で弾いてみたくなる私は、探して大阪までチェンバロの体験教室に行った。
(まだチェロを習う前のこと)
チェンバロとは、ピアノができる前の時代で、カタチは同じ鍵盤だけど、
鍵盤の白黒の部分が今と逆で、叩くとジンジンンと弦を弾いて音が出るもの。
なかなか、チェンバロを弾く機会なんて人生の中でそうないだろうし、
貴重な経験で、とても楽しんで弾かせてもらった。
その時、先生にふと「なぜ白黒の鍵盤が今と逆なんですか?」と聞くと、
いろんな説があるらしいけど、その中の一つに、
当時日本で漆の技術が発達していてヨーロッパにも伝わり、
それを真似て塗ったのではないかと言われているとのこと。
まさかチェンバロ教室で漆の話がでるとは驚いた(◎o◎)
後にも先にも、漆とチェンバロにハマっていたのはその時だけで、
何か引き寄せるものがあったのだろうか・・・
本当に好きな時期が重なっていたので、すごく不思議だった。
今通っている教室の、チェロの体験教室がなかなか予約が取れなかったので、
それまでの期間にもせっかくだから何かやりたいと思い、
そのチェンバロの体験と、あとハープの体験教室にも行った。
どうせなら、ちょっと普段弾けないようなもののほうが面白いし。
ハープの音色も切なくて素敵だったなぁ~~
でも、弾いてすぐに腰が痛くなってしまった(゜д゜)
こうしてたまたまの思いつきで弾いたけれど、
どれにも共通するのは弦。弦ってすごいなぁとも思った。
後にいろんなものに形を変えてたくさんの楽器が作られたけど、
「弦で音を奏でる」のは大昔から同じ。
チェロは重いしあと何年担げるかわからないけど、
ずっとずっと年を取っても、可能な限り、何か楽器を楽しんでいたい♫
御飯の器からこんなネタを思いつくとは・・・・(*゚▽゚*)