おばあちゃん安らかに
今週早々、ホームに入所していた祖母が老衰のため亡くなりました。
97歳7ヶ月でした。
昨年まではなんとか車椅子で移動できていたけれど、今年に入った頃から問いかけには応じるものの殆ど眠った状態になり、そして少し前に食べ物を喉に詰まらせたのをきっかけに容態が急変し、一旦は落ち着いたもののおそらくもう今月いっぱい位かなという連絡を受けていました。
ずっと近場の身内同士で月1程度私も一緒にお見舞いに行っていたけれど、
なかなか日が合わなくて最近は行けてなかった。
段階を経て少しずつ眠る時間が増えていくおばあちゃんを見たり、家族の報告を聞くたびに、万が一の心づもりや覚悟も固めながら、
結果的には皆が思っていたよりは少し早く、息を引き取りました。
他の身内が亡くなった時もそうだったけど、今回も周りの皆の予定が大きく変わることもなく、きっと旅立つ前に念入りに皆の予定を確認して逝ってくれたのだろうなと本当に確信しました。私も日程的にスムーズにお休みがもらえて、気兼ねなく安心してお見送りできました。
親戚内の揉め事や確執もあった中で、同居していた叔父が一人で祖母の世話することになり、施設を転々としなければいけなかったいろんな手続きやお世話によって、それまでは何でも人任せだった自分に自立の機会を与えてもらって本当に勉強させてもらったといつも言っていた叔父。そんな叔父の姿を見ながら私もまた、老後や介護の大変さを間近で勉強させてもらった。
祖母は優しくて面白くて元気でよく食べて、そして「気ぃ遣い」な人でした。
認知が進んで会話がはちゃめちゃになっても、お礼や気遣いの言葉はいつも絶えなかった。
私は自分が実際どうなのか自覚はないけれど、人から「気ぃ遣いやね」って言われたことが何度かあり、優しくて気ぃ遣いなおばあちゃんの血を引いていることを、本当に幸せに思います。
長い期間かけて覚悟はしていたものの、もう殆ど眠った状態でも、離れていても、それでも、やっぱりおばやちゃんの存在ってずごく大きかったんだなと、亡くなってから改めて思い、とても寂しいです。
私も自分の部屋でできることを、おばあちゃんが安心して天国へ行けるように、
おばあちゃんの家の方向にお花を、忌明けまで絶やさずに飾ろうと思います。
何でも笑い話にする叔父は、「増税前に、さすがやで」と笑ってました。
たしかに、祖母はお金にとてもしっかりしていたので( ̄∀ ̄)
祖父も兄弟も友達も、皆先に逝ってしまっていたので、祖母はきっとたくさんの人に
迎えられるんだろうな。 おばあちゃん元気でね。おつかれさま。ありがとう(^^)