舟渡御
お神輿が御旅所に向かう途中で、川を渡る「舟渡御」があります。
ただでさえ力強く迫力がある神輿担ぎですが、支える人達が水に浸かり、舟に神輿を乗せて下ろす光景はよりダイナミックで、そして川を渡る姿は静かで厳かで、千年以上続いている歴史の重みと神秘をひしひしと感じます。
去年の台風被害で川の土砂が多くなり、今年はこの舟渡御の継続が危ぶまれたようですが、最終的には水深が確保され、無事に行われるようです。
どんなふうにお神輿が舟に乗って渡るかというと・・・
神社から出発し、担がれてきたお神輿が川へ向かいます。
水に入り、
お神輿が差し上げられた下の空間に舟がスーっとくぐって
上にお神輿が乗ります。これがほんの数秒の一瞬の出来事。バランスとか、どうやってとっているのでしょう。職人技・神業です。
さぞ重くて長いのに、本当にわずかな時間で完了。不思議。
橋の上からの風景。
そして川を渡り、
向こう岸へ到着。
再び道路で御旅所へ向かいます。
「おかえり」の際には川では戻れないので、長い距離を道路で神社へ戻って行きます。
神幸祭でも、神社の出発、川のそれぞれの岸、橋の上、いろんな場所から見て楽しむことができるは、松尾大社ならでは。過去にも各場所でたくさん見てきました。
毎年は見に行けてなくて、今年も今のところ断念しようかなと思っているけれど、
ほんの少しだけでも見に行きたいなと、まだ迷ってちょっとウズウズしています
( ̄∀ ̄)