基礎からやり直し
最近、少しチェロから離れていました。
前回のレッスンで先生からこっぴどく叱られて。
楽しい時もあれば、今までもそんな時があったけれど、今回はかなりショックで、
初めてもうやめようかと思った。
趣味として楽しんでいければそれで良かったし、そう思える範囲では充分すぎるほど
先生にも良くしていただいてきたけれど、だんだんと難しくなってきた中でついていくには、やっぱりもっと基礎練習をしなくてはいけない。でも、限られた時間と場所では、次のレッスンまでの予習で精一杯。その時のことだけを追いかけてやっていると、習ってきたことが全部こぼれ落ちていく。結果、身についていないし、忘れてしまっていることもたくさんある。「これは何でした?」「こういう時、どうするって言いました?」聞かれるたびに全部答えられない。その道一筋の、教える立場の先生からすれば、さぞ腹立たしいだろうと思う。
いつまでたっても、弦の位置に印を付けていることにも怒られた。
せめて2箇所までに減らしなさいと言われても、どうしても私はその倍の4箇所の印がないと不安で、甘えていた。でも結局「印ついていても音狂ってる!!」と(>_<) 「それなら印なくても弾けるでしょ」と・・・次から次へと先生の注意も止まらなくなった。
でもこんなに言われてまで、私は上手くなりたいのかなって、自分は好きな曲やメロディーを自分の手で弾けるだけでも充分嬉しいし楽しいのに、大好きな先生がこんなに怖くなってしまって。。。今までは「はい、すみません」と、心の中で「そこまで言わんでもいいやん」って流していたけれど、今回はずっしり、そうはいかなかった。
ある人にそのことを言ったら、いろんな思いをして頑張って働いたお金でせっかく買った楽器で、高い月謝も払ってそんな思いをするだけなら、もうやめたら?と言われた。正直、自分でも「そんなことはない!」とは言えなかった。
そして、自分の基礎ができていないことプラス、次はあの曲が弾きたい、その次は何、、と、楽しみばかり膨らんで、先生も自分のリクエストには快く応じて下さるだろうという期待がものすごく大きかったので、真逆だった現実とのギャップに大ショックだったのもあると思う。
先の楽しみもいいけれど、まだ習ってもいない譜読みをする余裕があるなら、基礎練習を少しでもやるべきだったな。こんなに怒られないと、そう思えないぐらい突っ走っていた。
反省もありつつ、モヤモヤがおさらなかったので、しばらく練習に行く気になれなかった。
結局少し日が経つにつれて思ったことは、怒られたことで嫌になったのなら、私は褒められたかっただけかのかなと。チェロが本当に好きなら、悔しくても頑張ればいい。教え方が合わないと感じるなら他を探せばいい。でも明らかに、できていないのは自分。自分が都合良く楽しむ中で「よくできましたね」って、言って欲しくて弾いていたのなら、もうそんな域はとっくに越えているのかもしれないなぁとも思った。
昨日、先生から用事で連絡のメールが届き、いつものように優しいメールだった。
ダメな生徒で嫌われてしまったかなーなんて思ってたけど、普通でホッとした。
そして久しぶりにケースから楽器を出すと、、、ちょっと異様な臭いが(-.-)
木は生きてるから、閉め出しはやっぱりかわいそうだったな。ほったらかしにして
ごめんなさいm(_ _)m
チェロやめてしまったら、ひこチェロ日記も終わりだなとか、べつにタイトルだけ変えればいいやんとか、どうせ他のネタが追い上げてきてるやんとか(^^ゞ いろいろ、そんなことも考えてました。
難しさ云々別にしても、シフトの調整がどこまで通用るすかもあるし、いつまで続けれらるかわからない。練習が足りないとはいっても、空いた時間は全てチェロに費やし、他に何もしないような生活もまた苦しいし、今から楽団に入るとか、何かを極めようとしてるわけではないから、基本の生活スタイルは変えずに、気持ち的にはもっと基礎に意識を向けて、頑張り直してみようって、やっと思えてきた。それでもしんどかったら。。。また考えよう。
しんどいからやめるか、しんどいからこそ、もっとがんばるか。
どんなことも同じ。